いきいき健康メール (2013年1月号)
2013年1月10日発行号
◎インフルエンザにご用心
県内の西部・北部保健所管内でインフルエンザの流行を認めたため、先日、
広島県にインフルエンザ注意報が発令されました。現在検出されているのは、
A香港型とB型です。
福山地区も三学期が始まると、職場や学校を中心に早々の流行が見込まれま
す。
インフルエンザの予防法としては、(1)ワクチン接種、(2)手洗い・マスクの
着用、(3)部屋の換気と湿度の維持、(4)規則正しい生活と十分な休養、が挙げ
られます。
特に、乳幼児や高齢者のいる家庭では、家族内感染に十分注意して下さい。
突然の発熱(38℃以上の高熱)、頭痛、関節痛・筋肉痛、全身倦怠感などを
認めた場合は、早めの受診をお勧めします。
抗インフルエンザ薬は、発症早期(発熱から48時間以内)の服用で効果を
認めます。また、薬の服用の有無に関わらず、発熱している間は、異常行動を
認める可能性があり、周りの方が見守ってあげて下さい。
今年度より、学校・幼稚園・保育所におけるインフルエンザによる出席停止
期間の見直しがなされ、「発症後5日間、かつ解熱後2日間(幼児は3日間)
を経過すること」となりました。なお、発熱初日は発症0日目と数えます。見
直しの理由は、薬の内服により早期の解熱が得られるようにはなりましたが、
ウイルスの排出は未だ続いているという事実によるものです。