いきいき健康メール (2013年2月号)
2013年2月8日発行号
◎インフルエンザ警報発令中、感染後の肺炎にも注意を!
インフルエンザが、大流行中です。
喉の痛み、鼻水、咳など「風邪症状」のあと、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛
、筋肉痛などの「全身症状」が、突然現れたら、インフルエンザに罹った可能
性があります。
インフルエンザの治療薬は、今までの、タミフル、リレンザに加えて、新たに
、1回の吸入でよいイナビルや、注射薬のラピアクタがあります。いずれも、
発症後48時間以内ではないと効果が不十分です。
出来るだけ早く、かかりつけ医を受診して、治療を開始してください。
感染中は、仕事や学校を休んで、周囲の人に感染が拡大しないようにしましょ
う。
ちなみに、学校保健安全法では「発症した後5日経過し、かつ、解熱した後2日
(幼児では、3日)を経過するまで」は、出席停止期間になっています。
ところで、インフルエンザが流行する時期には、毎年、国民死亡率も上昇して
います。
これは、インフルエンザに罹った後に、肺炎に感染して亡くなる人が、高齢者
を中心に増加するからです。
肺炎は、現在、脳血管疾患を抜いて、死亡原因の第3位になっています。
肺炎の、約四分の一は、「肺炎球菌」が原因です。その「肺炎球菌」を予防す
るワクチンがあります。
現在、福山市では、75歳以上の人を対象に、「肺炎球菌ワクチン」の予防接種
費を補助する事業が行われています。まだ接種していない人は、かかりつけ医
に相談して、ぜひ、接種することをお勧めします。