いきいき健康メール (2013年6月号)
2013年6月10日発行号
◎鳥インフルエンザA(H7N9)感染について
今年の2月から、中国で、鳥インフルエンザA(H7N9)のヒト感染が報告され
ています。
5月29日までに、上海市を中心に、132人に感染し、37人が亡くなっています。
現在までのところ、ヒトーヒト感染は、確認されていません。
A型インフルエンザは、H1N1からH16N9まで、144の亜型が知られています。
このうち、ヒトーヒト感染が確認されている亜型は、H1N1、H1N2、H2N2、H3N2
の4種類だけです。
1997年、香港で、高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)のヒト感染が発生し
ました。
死者も出て、ヒトーヒト感染するように変異するのではないかと、非常に恐れ
られています。
しかし、その後も、散発的なヒト感染は報告されていますが、今のところ、ヒ
トーヒト感染は、確認されていません。
今回の鳥インフルエンザA(H7N9)も、WHOの情報では、5月の患者発生は、
3人で、終息しつつあるのかもしれません。
しかし、油断は禁物です。
中国帰りの人で、下記の(1)、(2)に当てはまる人は、福山市保健所(084-9
28-1127)に相談し、指示に従ってください。
(1)38℃以上の発熱と急性呼吸器症状がある。
(2)発症前10日以内の渡航歴、居住歴、接触歴等から、鳥インフルエンザA(H7
N9)が疑われる。