いきいき健康メール (2013年11月号)
2013年11月8日発行号
◎メタボに続く国民病?"ロコモ"
2006年に流行語大賞のトップテンにも選ばれた「メタボ(メタボリックシン
ドローム)」の認知度は90%を超えるといわれています。
この「メタボ」に続く日本の新たな国民病として「ロコモ」があります。
「ロコモ」とは、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略称で
、運動器(筋肉、骨、関節、神経など)の障害によって、要介護になっていた
り、なる危険の高い状態のことをいい、メタボや認知症と並んで、健康寿命の
短縮、寝たきりや要介護状態になる主な要因となっています。
寝たきりや要介護状態というと高齢者の問題と思われがちですが、40代から
注意が必要で、予備軍も含めると患者数は4700万人といわれています。
運動器の障害は20代・30代からの生活習慣も影響しますので、日頃から規則
正しい生活習慣、栄養を配慮した食生活、生活の中でウォーキングやストレッ
チなど身体を動かす習慣を心がけましょう。
「ロコモ」の診断に「7つのロコチェック」があります。
一つでもあてはまるものがあれば「ロコモ」の可能性があります。また、運
動器の不調や故障は放置せず、お近くのかかりつけ医にご相談ください。
【7つのロコチェック】
1.片脚立ちで靴下がはけない
2.家の中でつまずいたり滑ったりする
3.階段を上るのに手すりが必要である
4.横断歩道を青信号で渡りきれない
5.15分くらい続けて歩けない
6.2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
(1リットルの牛乳パック2個程度)
7.家のやや重い仕事が困難である
(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)