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【感染症情報】「はしか」が流行しています!

いきいき健康メール (2014年3月号)
2014年3月10日発行号
◎「はしか」が流行しています!  今年に入って福山市内で7件、麻疹(ましん=はしか)が発生しています。 全国的にも、海外の流行国から帰国した人やその接触者が麻疹を発症すること が増えており,問題となっています。  症状は咳・鼻みず・目やになどから始まり、2?3日熱が続いた後、高熱と ともに全身に発疹が現れます。一見かぜのような症状で始まるので、注意が必 要です。経過中に、肺炎や脳炎などの合併症も多く、重症になりやすいため、 死亡する割合は、1000人に1人といわれています。  麻疹は、せきやくしゃみによる飛まつ感染だけでなく、空気感染するため非 常に感染力が強いのが特徴です。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ1 00%の確率で発症します。  麻疹は、予防接種によって防げる病気であり、「麻しん風しん混合(MR) ワクチン」が有効です。ただし、この予防接種は、2回受ける必要があります。 MRワクチンの定期接種の対象年齢(1歳児と5歳以上7歳未満で小学校就学 前の1年間)のお子さんは、無料で予防接種を受けられます。該当年齢でまだ 受けていないお子さんは、至急予防接種を受けてください。  更に、定期接種の機会を逃している子は、任意接種(有料)となりますが至 急予防接種を受けることをお勧めします。今年、麻疹にかかっている子は約4 分の3がワクチン接種なしという報告があります。麻疹は95%以上の接種率で 流行を防げます。1歳になったときと小学校入学前の段階でMRワクチンを必 ず接種しましょう。