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【感染症情報】はしか(麻しん)の教訓 ~この夏、海外へお出かけの方などへ~

いきいき健康メール (2017年8月号)
2017年8月10日発行号
◎はしか(麻しん)の教訓 ~この夏、海外へお出かけの方などへ~ 今年に入って、麻しん(はしか)の流行があちこちでみられました。広島県内 でもみられましたが、世界保健機関(WHO)が排除又は根絶を目指している 麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)及びポリオは、日本での患者は減少 傾向又は発生していないものの、海外では感染することがあり注意が必要です。 夏休みには海外へ渡航される方が多くなります。海外滞在中に感染症にかかる ことなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるよう感染症に対する正 しい知識と予防に関する方法を身につけましょう。 渡航先や渡航先での行動によって異なりますが、最も感染の可能性が高いのは 食べ物や水を介した消化器系の感染症です。また、日本で発生していない、動 物や蚊・マダニなどが媒介する病気が海外では流行していることがあります。 麻しんに戻りましょう。海外に行く前には、麻しんの予防接種歴を母子手帳な どで確認し、2回接種していない方は予防接種を検討してください。また、帰 国した後に、帰国後2週間程度は健康に注意しましょう。 麻しんウイルスは感染力が非常に強く、容易に人から人に感染します。通りす がりに感染する、ともいわれます。症状は、高い熱や全身の発しん、せき、鼻 水、目の充血などの症状が出ます。渡航中あるいは帰国直後に症状がなくても、 1週間以上たってから発症する場合があります。 麻しんが問題となる地域として、インドネシアなど東南アジアにくわえて、イ タリアなどヨーロッパも挙げられます。繰り返しますが予防が重要です。ご注 意を。