いきいき健康メール (2019年2月号)
2019年2月8日発行号
◎ノロウイルスによる食中毒や感染症に注意しましょう
ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は冬場に流行のピークを迎えます。
ノロウイルスに感染すると下痢、嘔吐、吐き気、腹痛などを引き起こします。
特に子供と高齢者は重篤化しやすいので注意が必要です。
◆ 感染の原因はどこからでしょう?
患者の便や嘔吐物などから感染したり、感染した人が調理した食品を食べたり、
ウイルスの入った貝などを加熱せずに食べたりすることが原因です。
◆ 感染を予防するにはどうすればよいでしょう?
食事前、トイレの後、調理前後などにしっかりと石鹸で手洗いをしましょう。
アルコール消毒はノロウイルスにはあまり効果ないと言われています。
食品はしっかりと中心部まで加熱して、まな板、包丁付近などは使用後すぐに
洗いましょう。
感染した人の便や嘔吐物には大量のノロウイルスがいるので、特に取り扱いに
注意が必要です。
手洗いはインフルエンザや風邪など様々な疾患の予防になります。まずはしっ
かりと手洗いをして感染を予防しましょう。
文責:福山市医師会 感染症対策委員 太田 壮