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【感染症情報】咽頭結膜熱について

【いきいき健康メール】(2019年7月号)
2019年7月10日発行号
◎咽頭結膜熱について 咽頭結膜熱とは、アデノウイルスの感染により、発熱(38~39度)、喉の痛み、結膜炎などの症状を来す、小児に多い病気です。 プールで感染することがしばしばあるので、プール熱と呼ばれることもあります。 潜伏期は約5~7日で、通常6月頃から8月頃まで流行します。 特異的な治療方法はなく、対症療法が中心となりますが、眼の症状が強い時には眼科的治療が必要となることもあり、また肺炎の合併もありえるので、症状の強いときや長引くときは早めに受診するのがよいでしょう。 予防のためには、プールからあがったときにシャワーを浴び、うがいをすることが有用ですが、プール以外での感染(ドアの取っ手、階段やエスカレーターの手すり等を介する感染)もあるので、流行時にはプール以外でも手洗い・うがいをすることや、タオルを共用しないことなどが予防に役立ちます。 文責:福山市医師会 感染症対策委員 松本誠司