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【感染症情報】感染症の流行のようすが変わってきている!

【いきいき健康メール】(2019年11月号)
2019年11月11日発行号
◎感染症の流行のようすが変わってきている! 今年は、9月にもう、福山市内でインフルエンザ様疾患による学級閉鎖があったことに驚かれたかたも多いと思います。 日本国内で、インフルエンザの流行のようすが、例年とちがうことの原因として、ラグビーW杯に伴う海外からの持ち込みがあるといわれています。 日本感染症学会も注意喚起していますが、オリンピック・パラリンピックのような国際的大規模イベント(マスギャザリング)では、感染症流行のリスクが高まると言われています。 また、訪日外国人(インバウンド)の増加に関連して、普段わが国ではあまり見かけない感染症が海外から持ち込まれる可能性が高まります。 競技会場は主に東京ですが、参加選手団の事前キャンプ地やホストタウンは日本全国に広がり、わが国の臨床医はいつどこでこれらのインバウンド感染症と遭遇しても不思議ではありません。 これらに対する備えは変わりません。 ふだんの手洗い(手指消毒)の励行と、うがい、そして、休養をしっかりとることです。 インフルエンザの予防接種も早めに受けておきましょう。 文責:福山市医師会 感染症対策委員 小山 祐介