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感染症検査の落とし穴 "陽性"だから...? "陰性"だから...?

【いきいき健康メール】(2020年12月 臨時号)

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■ 感染症検査の落とし穴 "陽性"だから...? "陰性"だから...?
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新型コロナウイルス感染症と診断する際には、検査が行われます。

メディアなどでよく耳にする「PCR(ピーシーアール)」もその検査のひとつです。

PCRに限らず、医療の際に受ける検査はそれぞれ、正常値が決められていて、それをはずれると異常値となり、治療へとつながります。

検査で問題となる話題のひとつに「感度」があります。

PCR検査の感度は、だいたい70%とされています。

これはどういうことかというと...。

新型コロナウイルスに感染している人にPCR検査をした場合、10人のうち、7人が「陽性」と判定されるということです。

ということは、のこり3人は「陰性」つまり「感染していない」と判定される、ということです。

つまり、陰性と判定されても、まったく安心安全、というわけにいかないのです。

実際に、陰性と判定されても、その後時間がたって症状が出て再検査すると陽性となったり、など、いろいろな可能性が考えられます。

感染症には、細菌やウイルスなどが身体に入ってから発症するまでの「潜伏期」がありますので、陰性から陽性になるまで時間がかかってしまいます。

多くの情報がとびかう中ですが、次のことはおさえておきたいところです。

「陰性でも安心できない!誰が誰にうつすかわからない!」

新型コロナウイルス感染については、このことをしっかりわきまえましょう。

そうしたら、日々の手洗いをしっかりする、マスク着用を励行する、密を避ける、日々の体調を整える...など、自分なりの対策がうかんでくると思います。

福山市医師会では、市民のみなさんに役立つ情報を、わかりやすいかたちで、これからも発信してゆきますので、どうぞご活用ください。

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発行:福山市医師会
http://www.fmed.jp/

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