いきいき健康メール (2014年12月号)
2014年12月10日発行号
◎いま、見直そう。自分の「手洗い」
今年もまた、インフルエンザや、ノロウイルスなどの、集団感染が話題とな
る時期がやってきました。
感染予防のキホンは「うがい」「手洗い」「咳エチケット」...と何度も耳に
していると思いますが、以前にくらべてはこれらについては広く浸透してきた
のではないかと思います。
しかしインフルエンザやノロウイルスなども含めて、感染症にひとたびかか
るといろんなつらい症状に悩まされるのはもちろんのこと、もともと基礎疾患
をかかえていたり、体力や免疫がおとろえているような状態では、命取りにな
りかねないなど、大変なことになるかもしれません。やはり、かかる前に予防
するにこしたことはありません。受けていない必要な予防接種があれば早めに
うけておきましょう。
今回は「手洗い」に焦点をあてて考えてみましょう。なあに、自分では必要
な時々にしっかりと手洗いをしているぞ、というかたも、少しの間おつきあい
下さい。
ところで、手洗いをした後でも、汚れが残りやすいところ...ご存じですか?
・指先・爪の間
・指と指の間:とくに指のつけ根に近いところ
・親指
・手のひらのシワ
・手首
さらに左右の手でも、利き手はよく意識してていねいに洗うことが大切である
とされています。
このメールをご覧になったのをきっかけに、もう一度、推奨されている手洗
いのやりかたをおさらいしておきましょう。まず手順です。でもその前に...?
そうです。爪は短く切っておくことと、時計や指輪ははずしておくこともおぼ
えておきましょう。
では手洗いをやってみましょう。最初にひじから下を水でぬらした後、手洗い
石けんをつけてよく泡立てます。そして順番にそれぞれ5回程度ずつしっかり
洗います。
・手のひら
・手の甲
・指の間
・指先・爪の間
・親指
・手首
そして、十分に流水ですすぎます。以上の手順をもう一度繰り返すことで、手
に残存するウイルスがさらに少なくなります。仕上げはペーパータオルでふく
(もしくは手指乾燥機で乾燥する)こと。手をふくときに他の人とタオルを共
用することは、感染の危険がある場合には避けましょう。
感染予防はこまめに行うことがとても大事です。そして、ご自分やまわりの
人の健康状態に注意して、寒い冬を乗り切って下さい。