いきいき健康メール (2015年8月号)
2015年8月10日発行号
◎『あせも』は子供の病気ではないのです
気温が高くなる季節になると乳幼児によくみられるあせもですが、近年では
節電のために夏季の室温が上がり気味になっており、大人にもあせもで困る人
が増えているようです。
あせもは、汗を出す管(汗管)が詰まって炎症となる病気です。あんまり汗を
かいてないように感じても、ベルトや下着などで締め付けられていると、皮ふ
の中で汗が出てこられずに詰まってしまい、あせもになることがあります。
症状としては、白っぽいプツプツや赤いブツブツ(発疹)が出て、赤いブツ
ブツは丘のような形になったり、かゆみをともなうことが多いですが、お察し
の通り掻いてはいけません。掻き傷から感染症を起こしたり、跡が残ってしま
うことがあります。どうしてもかゆくて辛い時には、冷やしてみると良いでし
ょう。そうするとかゆみが落ち着き、汗もひきます。
あせもが出やすい部分は、首、脇や胸の下、お腹周り、肘の内側、足のつけ
根などです。このような箇所の汗管がつまらないようにこまめに汗を洗い流す
ことが出来れば一番良いのですが、日常生活ではなかなか難しいですよね。
そうしたときには、濡れタオルや体用のウェットティッシュなどで優しくふ
きとったり、汗をかかないよう部屋を涼しくするなどの対処を試してみてくだ
さい。通常は2?3日で症状が落ち着きます。
それでもなかなか治らないようだったら皮ふ科へご相談ください。
折角、海や川遊びなどでお肌を見せる季節ですから、ツルっとキレイでいき
ましょう!