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【感染症情報】結核は過去の病気、ではありません

いきいき健康メール (2016年5月号)
2016年5月10日発行号
◎結核は過去の病気、ではありません  結核は戦後猛威を振るい、昭和25年までは死因の第1位でしたが、医療の進 歩、栄養状態の改善によって、急激に結核の罹患者、死者は減り、最近では死 因の第26位です。しかし、現在も年間20,000人程度の発症があり、約2,000名 程度の方が亡くなっています。過去の感染の再燃によるお年寄りの結核がほと んどですが、若い方の発症も散見されます。世界的には、年間900万人の発症 があり、300万人の方が亡くなっていると推計されています。福山市の結核罹 患率(10万人対)から推算すると、毎年50名程度の方が発症していることにな ります。原因がよくわからない咳が続く場合や、症状がなくても、検診で異常 を指摘された方は積極的に検査を受けるように心がけて下さい。