いきいき健康メール (2016年10月号)
◎「スポーツの秋です。運動にまつわる怪我について」
スポーツの秋です。
リオオリンピックでの日本の活躍や広島カープのリーグ優勝などうれしい
ニュースに我々素人のスポーツにもさらに拍車がかかります。
打撲や捻挫など一度の衝撃でケガをすることもありますが、慢性的な使いすぎ
で骨や靱帯、腱などが傷んでくる障害も多くあります。
これは老若男女誰にでも起こります。
骨は負担がかかりすぎれば疲労骨折を起こします。運動を頑張った後に痛くな
ったら、それは何かの組織が小さく壊れています。ですが、少し休ませれば痛
みはとれます。自然に組織が治っているからです。この修復を待たずして根性
と気合いと痛み止めで頑張りすぎると次第に亀裂は大きくなりついには破綻
します。
ボッキリ折れる、スジが切れるなど安静に休ませただけでは治らなくなったら、
大がかりな治療が必要になり復帰までに大変な日数が必要になります。
一晩寝て疲れと痛みが治る程度の運動量で行う、翌日も残っていたらその日は
控える、など痛みに応じた運動量を心がけましょう。
同じ運動量でも人によって違います。これにはいろんな要因が関係します。
もし、たいしたことをしていないのにすぐに痛くなるとか、休ませているのに
一向に良くならなければ、その原因を整形外科などの医療機関できちんと検査
してもらいましょう。