いきいき健康メール (2019年1月号)
2019年1月10日発行号
◎いよいよインフルエンザ流行期です!
インフルエンザにかかると、38°C以上の急な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、
倦怠感などの全身症状が強くあらわれることが多く、あわせて鼻水、咳、のど
の痛みなどの症状もみられます。
特に、乳幼児、高齢者、慢性的な病気のある方などは、重症化する可能性が高
いため、疑いのある場合は早めの受診が望まれます。
インフルエンザの検査は、鼻の奥の液を採取して調べ、A型とB型の区別が可能
です。
しかし、検査結果が陰性だからといって、インフルエンザにかかっていないと
はいいきれません。
ウイルス量の少ない初期などには「陰性」となることがあります。このため、
医師は、周囲の流行状況(職場・学校・保育園等)や家族歴などを考慮して診察
し、総合的に診断を行っています。治療には、抗インフルエンザウイルス薬を
使用します。診断がついたら直ちに服用を始め、処方分を最後まで服用する必
要があります。
インフルエンザの出席停止期間は「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した
後2日(幼児は3日)を経過するまで」となっています。
かかりつけ医と相談の上、登校日を決めるようにしましょう。大人の方も、こ
れに準じて出勤されるのが望ましいです。
文責:福山市医師会 感染症対策委員 高橋康太