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【感染症情報】RSウイルス感染症がはやっています

【いきいき健康メール】(2019年9月号)
2019年9月10日発行号
◎RSウイルス感染症がはやっています RSウイルス感染症は子どもであればだれでもかかる病気です。 年長児の場合はかぜ様症状(発熱、せき、鼻水)のみで経過することも多いのですが、1歳未満のお子さんや、気管支の弱いお子さんは、気管支が狭くなることで喘鳴(ゼーゼー)や呼吸困難が強くなり細気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。 呼吸困難が強く、水分摂取も不良となれば入院が必要となる場合がありますので注意が必要です。 せきやくしゃみなどの飛沫で感染し、2歳までにほとんどのお子さんが一度は感染するといわれています。 検査で診断することもありますが、必須ではありません。ウイルスに対する治療法はなく、痰を切れやすくして呼吸をしやすくする治療や水分補給が中心になります。 未熟児に定期投与する注射のお薬はありますが、ワクチンはありません。予防策は「手洗い」です。 また、咳がでる場合はマスクを着用して感染拡大を防ぐことも大切です。特に小さいお子さんがいるご家庭では、みんなで予防に努めましょう。 文責:福山市医師会 感染症対策委員 木村眞人