Home > メールマガジン > いきいき健康メール > 【感染症情報】花粉症の対策は、COVID-19感染対策となります!

【感染症情報】花粉症の対策は、COVID-19感染対策となります!

【いきいき健康メール】(2021年4月号)
2021年4月9日発行号
◎花粉症の対策は、COVID-19感染対策となります! 本格的な花粉症シーズンですが、日本中がCOVID-19感染症第4波を懸念しています。 今やマナーとして3密をさけるのは当たり前ですが、花粉症の方は特に注意が必要です。 花粉症の諸症状はウイルス感染と拡散のリスクを高めます。 くしゃみで発生する飛沫は咳の10倍以上と言われており、もし花粉症の方がCOVID-19に感染したら大変な感染の拡大(クラスターの発生)となるかもしれません。 無意識に眼をこすり鼻を触ってしまうと、接触感染のリスクになります。 日本耳鼻咽喉科学会では花粉症をしっかり治療してほしいとその重要性を強調しています。 COVID-19の特徴である嗅覚異常と花粉症のそれは類似しますが、花粉症の多くが鼻詰まりがあるのに対して、COVID-19の嗅覚障害は突然発症し鼻声や鼻詰まりがないことで区別できるでしょう。 いずれにせよ、花粉症治療は自身や家族、同僚を守ることにもなると理解してしっかり治療し、"あやしい"と感じたときには積極的にCOVID-19の検査を受けて、まん延防止に努めていただきたいと思います。 文責:福山市医師会 感染症対策委員 高尾 和志