Home > メールマガジン > いきいき健康メール > 【感染症情報】COVID-19第7波に備えて、感染対策再考

【感染症情報】COVID-19第7波に備えて、感染対策再考

【いきいき健康メール】(2022年6月号)
2022年6月10日発行号
◎COVID-19第7波に備えて、感染対策再考 COVID-19も2022年4月下旬からオミクロン株の新たな変異株も出現しています。 接触・飛沫感染が主体と言われていた初期とは異なり、エアロゾル感染が主体のため感染対策が難しくなっています。 第62回日本呼吸器学会のポスター発表の報告では、COVID-19の原因ウイルスであるSARS-COV-2は最小サイズ0.5μm以下で室内をしばらく浮遊しています。 感染している人に接する際はサージカルマスクだけでは不十分で感染リスクがあります。 オープンスペースならばソーシャルディスタンスは2mあればよいようです。 建物内ではHEPAフィルターでほとんど回収されますが、粒子サイズの検討からすり抜ける可能性があります。 すなわち可能な限りの換気が重要で、できればN95マスク着用が望ましいでしょう。 最近の2年間で消毒事情も変わりました。 アルコールのほか、広島県で開発されたEtak(R)(持続消毒抗菌薬)はSARS-CoV-2に対する速やかな消毒効果が証明され、次亜塩素酸水の空間噴霧も再度認められています。 文責:福山市医師会 感染症対策委員 高尾 和志