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【トピック】胆石症

【いきいき健康メール】(2023年2月号)
2023年2月10日発行号
◎胆石症 人は肝臓で胆汁を作り、十二指腸に流しています。 便が褐色なのは胆汁が腸内に排出されている証拠です。胆汁の通り道が胆管で、その途中に胆嚢があります。 川にそそぐ池の様な格好です。胆嚢は胆汁を一旦溜めている袋です。 その人の胆汁成分の偏りがあると、胆汁内の余分な成分が胆嚢内で沈殿し泥になり、それが固まって石ができます。 胆嚢内に出来た石は胆汁と一緒に胆嚢から排出されようとされますが、出口の胆嚢管(胆管と胆嚢をつなぐらせん状の管)が細いため詰まってしまいます。 そうなると腹痛を起こし、感染が加わり熱発します。 胆石症の原因は、胆石ですがその根本は胆嚢があるという構造=解剖によるものです。 良く炎症を起こす虫垂と構造が似ています。従って治療は胆石と一緒に胆嚢を取ってしまいます。 腹腔鏡下の胆嚢摘出術です。胆嚢は単なる袋で、胆汁を一旦溜める必要は必ずしも無く、胆嚢が無くなっても何も問題ありません。 上腹部痛や右背部痛があるようなら胆石症かも知れません。 腹部CTではカルシウム成分のない結石は見落とされることもありますので、是非腹部超音波検査を受けてみて下さい。 福山市医師会 広報委員 高橋 健治