【いきいき健康メール】（2023年7月号）
2023年7月10日発行号
◎これから、本格的な夏に入っていきますね！
５月にWHOからコロナ禍の非常事態宣言が終了したと発表され、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は、ゴールデンウイーク明けから５類に引き下げられ、５月末の福山ばら祭が4年ぶり、大々的にローズパレードが復活して、市内も久々に大勢の人々で賑わい、無事に終えることができました。
これからは、梅雨も明けて気温も段々と上昇し、蒸し暑い夏、真っ盛りとなってきます。クールビズ、浴衣、アロハシャツや甚平などの上着が似合う時期です。
日本の夏は、毎年、高温多湿の影響でカビが増殖しやすい環境のため、カビ（トリコスポロンなど）のアレルギーによる過敏性肺臓炎、水虫（白癬症）の方は白癬菌が増え状態が悪化しやすくなります。爪深くにまで白癬菌に侵されてしまうと治すのに時間を要します。夏休み、プールなどの遊泳施設では、アデノウイルス感染症のプール熱（咽頭結膜熱とも呼ばれ、咽頭炎、結膜炎、高熱が出る病気）が、流行るのでプールへ遊びに行かれる方は、ご注意ください。
高温多湿となれば、乳幼児やお年寄り以外の方でも、汗をかきにくく体温調節が難しくなり熱中症の原因になやすくなります。予防のためエアコンを上手に使って除湿したり、風通しをよくして過ごすように努めましょう。時間の間隔を決めてマメに水分を少しずつ摂って、体温を上げないように努め、命にも影響しかねない熱中症から身を守りましょう。外出前、お茶代わりに脳梗塞の予防効果も期待される、牛乳をコップ１杯飲むこともお勧めします。
この時期は蒸し暑く、体調不良の原因として、実は自律神経の乱れが関係している可能性もあるかもしれません、コロナ対策が緩和され、ネットによるリモートワークも減少してきて、対面で対人交流する機会も増え、環境変化によるストレスも増えていくかもしれません。
今夏も昨夏以上に猛暑日を記録する地域も増えていくでしょう。これからの季節、セルフチェックして一次予防に尽力していただき、少しでも健康に対して関心を持っていただき各々で健康第一を心掛けて欲しいと思います。また、日々、紫外線も強くなり、お肌ケアも忘れずに、、、。
福山市医師会 広報委員 末丸 秀二
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