
序 はじめに
- 子どもの症状をみるポイント
- 病院のかかり方
- 元気がない、機嫌が悪い
- 発熱
- けいれん
- 咳、喘鳴(ぜいぜい)
- 腹痛
- 嘔吐・下痢
- 発疹(じんま疹)
- 頭部打撲
- 異物誤飲
- こどもの救急蘇生
- 相談窓口
おわりに
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けいれん(ひきつけ)とは けいれんは子どもの5~8%が経験する症状です。身体の一部や全体がぴくぴくしたり、突っ張ったりすることで、呼んでも反応がなかったり、白目をむいたり、口から泡を吹いたり、呼吸を止めて顔色が青くなったりします。原因で最も多いのは熱性けいれんで、その他てんかん、髄膜炎、脳炎・脳症、低血糖などがあります。短時間のけいれんでは後遺症を来すことはありませんが、けいれんが長引く場合やけいれんの原因によっては早急な治療が必要となる場合があります。

まずは落ち着いて観察を!
- 何分間続くか
- 手足の動きはどうか、左右対称かどうか
- 目は、どこを向いているか
- 顔色は、青くなっているか
- 体温は

- 平らな場所に寝かせ、吐いたものをのどに詰まらせないように顔を横向けにします。
- 口の中に指など入れてはいけません。
- ゆすったり叩いたりしてはいけません。
- けいれんが止まっても直後に飲み物や食べ物を与えないでください。
- 初めてのけいれんでは、止まった後でも病院を受診してください。

- けいれんが5分以上続く場合
- 短時間にけいれんを繰り返す場合
- けいれんが止まった後、しばらくしても意識が回復しない場合
- けいれん後、手足の麻痺が残っている場合
- 激しい嘔吐や頭痛がある場合
- 6か月未満の乳児のけいれん
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