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7. 腹 痛

知っておきたい子どもの救急


はじめに

  1. 子どもの症状をみるポイント
  2. 病院のかかり方
  3. 元気がない、機嫌が悪い
  4. 発熱
  5. けいれん
  6. 咳、喘鳴(ぜいぜい)
  7. 腹痛
  8. 嘔吐・下痢
  9. 発疹(じんま疹)
  10. 頭部打撲
  11. 異物誤飲
  12. こどもの救急蘇生
  13. 相談窓口

おわりに

 小さな子どもは腹痛をうまく訴えられず、泣いたり、不機嫌になったり、元気がなかったりします。逆に体調の悪さを「おなかが痛い」と表現することもあります。原因で最も多いのは便秘症ですが、胃腸炎、虫垂炎、腸重積、鼠径ヘルニアの嵌かんとん頓、稀な病気として紫斑病、尿路結石、消化性潰瘍などがあります。

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  • 痛みの程度(泣き叫ぶ程度か)
  • 痛みの場所
  • 痛みの持続時間
  • お腹が張っていないか、お腹を触って硬くないか
  • 腹痛以外の症状(嘔吐、下痢、発熱、血便)
  • 皮膚に発疹はないか、関節の腫れはないか
  • 便は出ているか
  • おむつを外して鼠径部(足のつけね)なども確認してください

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  • 排便によって痛みが治まることがあります。トイレに行かせてみましょう。
  • 市販の浣腸を使用しても差し支えありませんが、使用しても腹痛が治まらないようなら受診しましょう。
  • 発熱・嘔吐がなく、食欲がある場合はしばらく様子を見てもよいでしょう。

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  • 激しい痛み
  • お腹を触ると激しく痛がる
  • 顔色が悪い
  • 血便を伴う
  • 痛みを繰り返す(泣いては止み、泣いては止み)
  • 鼠径部(足のつけね)がはれている(鼠経ヘルニア、通称"脱腸"の可能性)
  • 発熱
  • 嘔吐を繰り返す

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