一般社団法人 福山市医師会

6.咳、喘鳴(ぜいぜい)

知っておきたい子どもの救急


はじめに

  1. 子どもの症状をみるポイント
  2. 病院のかかり方
  3. 元気がない、機嫌が悪い
  4. 発熱
  5. けいれん
  6. 咳、喘鳴(ぜいぜい)
  7. 腹痛
  8. 嘔吐・下痢
  9. 発疹(じんま疹)
  10. 頭部打撲
  11. 異物誤飲
  12. こどもの救急蘇生
  13. 相談窓口

おわりに

 咳はのどから気管・肺までの空気の通り道に、ウイルス・細菌などの異物が入ってきたときに、それを出そうとする防御反応の一つです。ほこりや煙、冷たい空気などで粘膜が刺激されても咳が出ることがあります。喘鳴は狭くなった気道を空気が通る音です。

咳が出る病気

  • かぜ
  • 喉頭炎(クループ)
     犬がほえるような咳、声がれも伴います
  • 気管支炎、肺炎
     発熱や湿った咳を伴うことが多いです
  • 気管支喘息
     ヒューヒュー、ゼイゼイなど喘鳴を伴います
  • 気道異物
     急に咳きこみ出し、息苦しさを合併します

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  • 室内を乾燥させすぎないようにしましょう。
  • 水分を十分とるようにしましょう。
  • たんの切れが悪いときは背中を軽くたたいてあげましょう。
  • タバコの煙やほこりなどを避けてください。

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  • 喘鳴を伴い、横になれず顔色が悪いとき
  • 犬がほえるような咳、声がれなどクループ(喉頭炎)が疑われ不機嫌で眠れないとき
  • 急に咳きこみ、息苦しさを訴えるなど気道異物が疑われるとき

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